サーキュレータ

波長依存性が少ない広帯域対応サーキュレータをご提案。 サーキュレータは、光を循環させるときに用い、透過の方向性を持つ光ファイバ部品です。光を透過させるための光通信システムや光学機器の多くは、通信効率が求められるため、高いアイソレーションと低い挿入損失が必要になります。
当社は850nm帯,1300nm帯, 1550nm帯など、各種の波長帯で使用できるサーキュレータを用意しており、高いアイソレーションと低い挿入損失を実現しています。波長依存性が少ない広帯域サーキュレータもラインナップしており、光源の性能を最大限に活かすことができます。一例として通信から高度な光学系まで広く使用され、OCTなどの医療およびイメージング分野で使用されています。
また、当社では実測のデータ提供が可能なため、当社・他社カタログ値と比較して材料選定をしていただけます。

製品詳細情報

特性

スペック例

スペック解説

Insertion Loss入射光がサーキュレータを透過する際に生じる光損失、数値が低いほど高性能になります。0.8dBはポート1からポート２で0.8dB（約17%）損失します。
Isolation逆方向から光を入射した場合の遮断特性で、数値が高いほど高性能になります。45dBは透過特性上、ポート2からポート１は遮断されますが、45dB（ 1/30,000）が透過します。
Crosstalkどちらも透過しないポート間の遮断特性で、数値が高いほど高性能になります。50dBは透過特性上、ポート１とポート３は双方向で透過しませんが、50dB（1/100,000）が透過します。

標準品

標準品一覧（例）

下記以外のご指定波長の試作・量産製造可能。

中心波長	品目	仕様
1050nm	サーキュレータ（広帯域対応）	スペックシート667KB
1310nm	サーキュレータ（広帯域対応）	スペックシート667KB
1550nm	サーキュレータ（広帯域対応）	スペックシート667KB

試作

サーキュレータ試作

試作は用途に応じて必要な機能性をご提案いたしますので、波長、分岐比の要望のみでも試作実施可能です。

要望可能項目

使用波長範囲
ポートの長さ
コネクタ
被覆径

試作個数とリードタイム: 1個～　要相談

モジュール

タツタ電線は光ファイバカプラ製造を含む独自の光ファイバ加工技術により、光ファイバコンポーネンツを組み合わせた光ファイバーアセンブリを設計および製造をしています。自社及びパートナー企業のコンポーネンツ（コリメーター、FBG、VOA、サーキュレータ等）を組み合わせ、長年培ってきた知見により最適化した設計を保証します。アセンブリの開発コストを削減したい方、もしくはコストダウンに苦労されている方、量産にて問題が発生している方も、是非一度、当社までご連絡下さい。これまで培ったノウハウをもとに、最適なソリューションを提供させて頂きます。