タツタ電線株式会社

事業案内

光ファイバカプラ

最適な光ファイバカプラをご提案。波長特性の性能・品質をラボで保証。

イメージ写真

光ファイバカプラ(Optical fiber coupler)とは、光信号の分岐・合流および合波・分波に用いられる最も代表的な光ファイバコンポーネンツです。当社では2本の光ファイバを加熱溶融し融着延伸して作製する溶融型ファイバカプラ(Fused fiber coupler)を製造・販売しております。

光ファイバカプラの最も大きな市場は、光ファイバ通信用途です。光ファイバ通信で使用されている波長帯の中でも特に1300nm帯および1550nm帯については、多くのメーカーが製造・販売しており、非常に安価で入手できます。ただし、品質にはばらつきがありますので、メーカー選定には注意が必要です。

お客様のアプリケーションに最適な光ファイバカプラをご提案・ご提供させて頂きます。

一方、光通信以外の用途では、別の波長帯の光が使用されます。例えば、現在、眼科診断に不可欠な診断装置となったOCT (Optical Coherence Tomography:光干渉断層計)では800nm帯や1050nm帯が使用され、バイオや医療分野で用いられる蛍光観察には可視光が使用されます。これら非通信帯域の光ファイバカプラは、現在でも入手困難です。理由として、光ファイバカプラを作製する技術だけの問題ではなく、作製時および検査時に必要な光源や光スペクトルアナライザ等の測定器が必要なためです。当社では、他社に先駆けて非通信帯域の光ファイバカプラ開発に注力してきたため、LD, SLD, ASE, SC光源等、様々な波長帯の光源を所有。405~2200nmまでの幅広い波長に対応可能です。また、波長帯やアプリケーションによっては、通信用途では問題にならなかった現象が生じ、思わぬトラブルに見舞われることがあります。それらを解決してきた実績と知見が弊社の強みとなっています。

セレクションガイド

光ファイバカプラには様々な種類が存在します。使用目的に合わせて適切な光ファイバカプラを選ばなければ、思っていたような結果が得られない、過剰スペックでコスト高になっている等の問題が生じます。

図:セレクションガイド
分岐・合流カプラ(シングルモードファイバカプラ)

シングルモードファイバカプラは、最も一般的な光ファイバカプラで、光信号の分岐・合流に用いられます。2本の光ファイバ間において、エネルギー移行が生じる融着延伸部の長さや径を制御することで、任意の分岐比のカプラを作製することが可能です。
シングルモードファイバカプラの特性として、分岐比の波長依存性を持つため、LD等の狭帯域の光源を使用される際に適しています。SLDやASE等の波長帯域の広い光源を使用される場合は、光源が持つスペクトル特性の劣化を防ぐために、分岐比の波長依存性を小さく抑えた広帯域カプラの使用を推奨します。

広帯域カプラ

広帯域カプラは、WFC(Wavelength Flatted Coupler)とも呼ばれ、分岐比の波長依存性が小さいことが特徴です。当社の広帯域カプラは、非常に波長平坦度が高く、特にOCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層計)用途で数多く採用されています。
広帯域カプラの選定ポイントは、必要以上に動作波長を広くとらないことです。動作波長が広くなればなるほど波長平坦度は低下し、その結果、実際に使用する波長域での波長依存性が大きくなってしまう可能性があります。使用される光源のスペックを確認された上で、最適なカプラを選択されることをお薦めします。もし、カプラの選定にお困りでしたら、お気軽に当社までお問い合わせ下さい。カプラ選定のサポートをさせて頂きます。

標準品例

下グラフは1050nmの分岐比50:50の波長特性を示したものです。中心波長から広帯域にわたり分岐比の平坦度が保たてれています。用途に応じて分岐比公差ランクのご提案およびご選択が可能です。

グラフ:標準品例

カスタム事例

中心波長、波長帯域、分岐比、グレードの要望可能。

ランク トレランス
標準 ±5%
プレミアム ±3.5%
マスター ”匠” ±2%
WDMカプラ

WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)カプラは、異なる波長の光信号の合波や分波に用いられます。通信用途では光アンプでの信号 (Signal)光と励起 (Pump) 光の合分波に多数使用されています。
当社では、光アンプ用途以外に、レーザー顕微鏡等の蛍光分析やレーザープロジェクターに用いられる可視 (VIS) 域用、ガス計測等に用いられる赤外(IR)域用の2波長および3波長のWDMカプラを他社に先駆けて製品化してきました。
また、近赤外 (NIR) 波長を用いる測定器やレーザー加工機では、光源の照射位置を目視で簡単に確認できないため、ガイド光として赤色や緑色の可視 (VIS)レーザーを使用することがあります。 当社では、信号光とガイド光を合波するための、近赤外 (NIR) 波長/可視 (VIS)の2波長WDMカプラもご用意しています。
WDMカプラは、一般的に使用する2波長の波長が近くなると、作製することが非常に難しくなります。作製の難易度は波長帯域および合波する2波長の波長間隔に依存しますので、標準品以外の仕様に関しては、当社までお問い合わせ下さい。

標準品例

下グラフは1050nm/550nm, 1300nm/660nmのWDMカプラの波長特性を示すものです。広帯域に対応しており使用波長範囲が広いのが特長です。

グラフ:WDMカプラ

標準品

セレクション
標準品一覧(例)

下記以外のご指定波長の試作・量産製造可能。

中心波長 使用波長範囲 品目 用途 仕様
840nm ±40nm 広帯域光カプラ OCT スペックシート
1050nm ±50nm 広帯域光カプラ OCT スペックシート
1310nm ±60nm 広帯域光カプラ OCT スペックシート
1550nm ±60nm 広帯域光カプラ OCT スペックシート
1700nm ±60nm 広帯域光カプラ OCT スペックシート
1310nm ±50nm 広帯域光カプラ 通信 スペックシート
1050nm/550nm - WDMカプラ OCT等 スペックシート
1300nm/660nm - WDMカプラ OCT等 スペックシート
図面 - - - 図面シート

試作

光ファイバカプラ試作

試作は用途に応じて必要な機能性をご提案いたしますので、波長、分岐比の要望のみでも試作実施可能です。

要望可能項目
  • 使用波長範囲
  • 分岐比
  • ポートの長さ
  • コネクタ
  • 被覆径
試作個数とリードタイム

1個~ 要相談

モジュール

タツタ電線は光ファイバカプラ製造を含む独自の光ファイバ加工技術により、光ファイバコンポーネンツを組み合わせた光ファイバーアセンブリを設計および製造をしています。自社及びパートナー企業のコンポーネンツ(コリメーター、FBG、VOA、サーキュレータ等)を組み合わせ、長年培ってきた知見により最適化した設計を保証します。アセンブリの開発コストを削減したい方、もしくはコストダウンに苦労されている方、量産にて問題が発生している方も、是非一度、当社までご連絡下さい。これまで培ったノウハウをもとに、最適なソリューションを提供させて頂きます。

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